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ガレージ暮らしのトライタム

プログラムやツールの解説や技術を公開する場所

FaceRigのワークショップに自作Live2Dモデルを公開するまで

Live2Dのモデルを作成してSteamのFaceRigのワークショップに公開するまでの流れを書きます。ここでの前提条件として

 Live2Dモデル作成が終了済み
 FaceRig+FaceRigLive2DModule購入済み(しなくても大丈夫かもですが動作確認ができません)

が、あります。
モデル作成方法は公式様のマニュアルから
PSD&テンプレ機能で簡単モデリング - Live2D Cubism 2 マニュアル



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必要なもの------
FaceRig(+DLC:FaceRigLive2DModule)
Live2Dモデル
FaceRig Workshop Utility Kit

FaceRig Utility Kit はSteamからダウンロードします。
Steamアプリを開いて[ライブラリ]->[ツール]->[FaceRig Workshop Utility Kit]をインストールしてください。
f:id:traitam:20160602105520j:plain

次にLive2DモデルをFaceRigで読み込めるデータ作成を行います。


--
[必要モデルデータ作成]
Live2Dモデルは.cmoxファイルになっていますがFaceRigで読み込むデータは.mocファイルです。ゆえにその.mocファイルを作成します。

Live2DModelerと呼ばれるLive2Dモデリングソフトから作成を行います。
Modelerから[ファイル]->[mocファイル書き出し]を行います。
f:id:traitam:20160602105539j:plain

次にウィンドウが出現するので適宜設定を行います。画像の次に設定を行う説明をします。
f:id:traitam:20160602105550j:plain

赤枠内の2か所が設定で注意が必要な場所です。
 上赤枠では書き出しバージョンを設定します。ここではいくつかのバージョンで追加された機能を使用するかどうかで変更の余地が発生します。FaceRigでは最新版の2.1の書き出しは2016年1月現在、対応していません。なので書き出しバージョンを2.0にする必要があります。
[2016/7/18追記]
2016年7月現在では、FaceRigがCubism2.1に対応したため、上記画像のように2.0でなくても大丈夫です。2.1のクリッピング機能も使えます。
[追記ここまで]
 次に下赤枠では、model.jsonファイルというモデル設定ファイルの出力を行う項目があります。これも動作上必要なファイルなのでチェックボックスを入れます。その後、OKボタンを押し出力します。

 上記の設定で出力を行えば、
[name].2048 (1024 or 4096)
[name].moc
[name].model.json
([name]は、出力した時の名称です。ここでは抽象性を出すため[name]となっています)
が新しく生成されます。
f:id:traitam:20160602105606j:plain

 実際の所。このデータだけをアバター名フォルダ([name]フォルダ)でひとつにして、FaceRigにインポートすれば動作します。しかし、今回はワークショップにアップロードするまで行うのでもう少し手を加えます。次は、アップロードに必要なフォルダ構成です。もし、自分だけで楽しんだり、動作確認をしたい場合は[動作確認]の項目まで読み飛ばしてください。


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[フォルダ構成]
フォルダ構成ではアップロードルールがありますので、それに従って構成していきます。
Objects
[name]
--[name].2048
--[name].moc
--[name].model.json
preview.png
です。
f:id:traitam:20160602105710j:plain
f:id:traitam:20160602105721j:plain
preview.pngはワークショップで表示するためのサムネイルです。これが無いとアップロード時、エラーでアップロードできません。無事に表示できるという確認が取れたのは『512*512 png形式』のみです。何か理由が無ければこの形式をオススメします。

これにファイルを少々付け加えます。FaceRig動作時における名前・説明・サムネイルの表示です。


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[FaceRig内の名前・説明・サムネイル表示]
 previewとは別にFaceRig用のサムネイルや名前などを設定する必要があります。ここではその設定を行っていきます。
 まず名前・説明は.cfgファイルというファイルを使って表示を行います。プログラマなど一部の方以外には聞きなれないファイル名かもしれませんがメモ帳や各エディタで編集できます。
 メモ帳や各エディタを開きます。記述内容は以下の通りです。

set_friendly_name [name] '[name]'
set_avatar_skin_description [name] default 'Description[説明文]'

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set_friendly_name

ここで名前の設定を行います。日本語対応にもできますが記述方式が分からないです…。
f:id:traitam:20160602105928j:plain
赤枠内に設定が表示されます。

set_avatar_skin_description

説明文が記述されます。デフォルトだと英語ですがあらかじめ日本語でも説明文を入れれば言語設定で日本語が適用されます。ただし文字制限が存在したり、UTF-8(ROM無)という文字エンコード方式にしか対応してないなどが言われています。日本語周りでは実際に試したことがないので実際のところはよくわかりません。
f:id:traitam:20160602110017j:plain
赤枠内に設定が表示されます。

この上記の文章を書き終えたら
cc_name_[name].cfg
という名称にして保存します。保存ができない!という方は.txt形式で保存になっていないか確認してください。よくあります(経験談)。

次にアイコンの設定です。
アイコンはpreview.pngがサイズ512*512.png形式ならば使いまわせます。今回は使いまわします。当然使いまわさないでワークショップのサムネイル用。Facerig内でのサムネイルを別々にしても問題はありません。ただし、FaceRigのサムネイルはサイズ512*512、形式pngでしか表示確認ができてません。
名称はico_[name].pngにします。
f:id:traitam:20160602110037j:plain
赤枠内に表示されます

2つのファイルが作成出来たら.mocファイルなどが入っている場所に入れてください。最終的にはこのようなファイル群になります
f:id:traitam:20160602110059j:plain

無事に終了したら次は動作確認を行います。


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[動作確認]
先ほど作ったObjectフォルダを所定の場所に入れます。
場所はSteamフォルダ階層深くです。例としては
E:\Software\steam\steamapps\common\FaceRig\Mod\VP\PC_Common\Objects
です。
steamより上の階層はインストール場所に依存するのでデフォルトインストールの場合はProgramFiles(x86)に入っているかもしれません。

また、steamアプリからも飛べます。
ライブラリからFaceRigを表示して左の項目を右クリック->[プロパティ]でウィンドウを開きます
f:id:traitam:20160602110119j:plain

その後、ウィンドウの[ローカルファイル]->[ローカルファイルを閲覧]でFaceRigフォルダまで飛べます。その後、FaceRig\Mod\VP\PC_Common\Objectsまで開きます。
f:id:traitam:20160602110133j:plain
f:id:traitam:20160602110141j:plain

ちなみに、\PC_CustomData\Objectsの内部に入れても同様に機能します。他のブログではこちらを入れることが多いですが、このフォルダは実際にワークショップからサブスクライブ(使用登録)するときに使うフォルダです。そのためこのフォルダに入れて動作させた後、アップロードした自作モデルをサブスクライブした場合、フォルダがダブります。その場合どちらが動作確認用なのか、アップロード物なのか分からなくなるので、ここでは動作確認を行う場合、原則PC_Common\Objectsにしています。

PC_Common\Objectsに先ほど作ったフォルダの[name]フォルダのみ入れます。
f:id:traitam:20160602110201j:plain
入れるのは赤枠内のみです

そしてFaceRigを起動し、無事に入っていれば成功です
f:id:traitam:20160602110213j:plain

最後にワークショップアップロードです


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[アップロード]
steamアプリの[ライブラリ]->[インストール済み]からUtility Kitを選択し、プレイします
f:id:traitam:20160602110252j:plain
f:id:traitam:20160602110259j:plain

ウィンドウが出現するはずです。
f:id:traitam:20160602110311j:plain
このウィンドウ、もといソフトを用いてワークショップへアップロードを行います。

設定後はこのようになります。
f:id:traitam:20160602110319j:plain

Update Item
Add new item -no update 新規アップロードします
前に上げたデータをボックス内を変更でアップデートという形でアップロードできます

Title
ワークショップで公開するもののタイトル

Description
ワークショップで公開するものの説明

Tags
タグ設定(,で区切れる)

Data Folder
アップロード時、参照するフォルダ
ここではObjectsフォルダを参照します。注意点として、間に日本語フォルダがあると文字化けして正常にアップロードされない可能性があるので予め英語フォルダで最後まで統一するようにしてください。

Preview Picture File
ワークショップで公開するもののサムネイル
Data Folderを選択した時に一緒に設定されますが、そのままアップロードしようとするとエラーを吐くので、しっかり[Browse]ボタンからPreview.pngを設定します。

Item Visibility
public 誰でも閲覧可能
friend only フレンドのみ閲覧可能
private 自分のみ閲覧可能
基本はpublic です。最初は御試しアップロードでprivateで上げる、というのも手です。

Change Log
アップロード、アップデート履歴
変更点などを記す

最後まで設定が終了したらTerms and Agreement(規約同意)にチェックボックスがあるので、チェック(同意)して[Add Item]ボタンを押します。
これでアップロードが完了します。もし、失敗した場合は何か問題があるので、ゆっくり甘いものでも摂りながら確認してみてください。

以上でLive2Dモデル公開手順を終了します。


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[参考文献]
FaceRigにLive2Dモデルを追加する方法 [GALVAS diary]

Twitter[オノッチ様]

Cagliostro of GranblueFantasy ver.1.1 [Live2D content]