VTuber向けLive2Dモデルについての思案
発端
バーチャル受肉できたー!(テイク4) pic.twitter.com/OTbstlePlH
— 黒茶色のねこ (@KurochaNeco) August 4, 2018
このモデルが大変素晴らしく、また可能性を考えるきっかけになりました。
先のモデルの何に感銘を受けたか
まずはテンプレートになりつつある正面絵では無い事。
Live2Dモデルでは手始めに正面絵を作成することが多いです。
公式チュートリアルしかり、既存のモデル状況しかり。
実際、特定のポーズや状態を表すと汎用性に欠けるため正面モデルが無難なのかもしれません。
けれども先のモデルは汎用性を備えつつ正面モデルではない、ユニークに仕上がっています。
加えてFaceRigでのアニメーションやパーツ切り替えを駆使してより高品質になっています。
そして何より、角度Xのパラメータで2つの顔を動かすという発想が、あるようで無かった発想で驚きました。
すごい。
ほかにどのようなユニークモデルが作れるか?
では、先のモデルを参考にどのようなモデルが作れるか考えてみたいと思います。
操り人形型
糸によって吊られている人形が演じる実況。
正面モデルを踏襲しつつ、動きを人形にすることで独特な雰囲気が作れると思います。
ダークカラーの服を着れば怪しくも出来るし、パステルカラーのロリータを着ればふんわりした印象に。
糸の動かし方と、人形っぽい動きを入れることができれば、正面モデルを作ったことがある方なら作成可能かもです。
…というか操り人形は別にロリータモチーフじゃなくてもいい気が
ソファでくつろぎ美少女(斜め向き)
基本的には正面を見ないで画面見ていますよという印象を与えるモデル。
時折こちらを向いてドヤったり笑ったり、隣で美少女がゲームをしているという印象を与えるかもしれないモデルです。
顔の角度Xは0~30に作成して、0のデフォルトを斜めにすることで実現が可能だと思います。
またパーツの有無で以下のようにシチュエーションも変えられます。
「これ?今日はコンタクトじゃなくてメガネしてるんだよ~」とか
「今日はすぐ外出なので身支度整えるんだ~」とか
「今日はOFF!飲み物お菓子携えてゲーム三昧!」などなど
2つ目は衣装変更なのでモデル制作のコストが上がりますが、眼鏡付けたり、横に飲み物お菓子を置く位ならパーツの有無で低コストで変化を付けられます。
これは
【セミナー】なぜ彼女たちは“こんなにも魅力的で可愛いのか…?” 開発者が語る『アイドルマスター』におけるイラスト制作の工程とは | Social Game Info
という記事内で言われている「1mの近さで見ている感覚」をイメージして構想が練られています。
特にVTuber界隈では「ガチ恋」という言葉もあるくらい、モデルに併せてその中の人に恋をしてしまう現象もあります。
ここでは、1mの近さで見ている感覚、というのが肝です。
斜め向きではなく真横~正面というモデルが作れるのならより良いのですが難易度がかなり高いです。
行った事ある方、挑戦してみたい方はいいかもです。
もし実現できれば、左右の動きが「前のめり/仰け反り」の動きになります。そうすることで顔だけでなく体を使って感情を表現できます。
その他モデルについて
正直「顔が正面、もしくは浅い角度で斜めを向いているモデル」であれば実況用などで使えると思っています。
特に「1mの近さで見ている感覚」はアイドルマスターの魅力で証明されているため、魅力的なモデル作成で有用と考えられます。
普通の正面モデルを作るのに飽きた方は、是非に。見てみたいです(他力本願)
それではみなさん、楽しい創作ライフを!