ガレージ暮らしのトライタム

プログラムやツールの解説や技術を公開する場所

Cubism3Viewer(OW)でmoc3バージョンを確認する

概要

Live2DCubism3.3.01に付属しているCubism3Viewer(OW)から、moc3ファイルで排出バージョンが確認できるようになりました。
今回は確認するための方法紹介です。

これでCubism3.2, 3.3間で互換が発生した現状で、モデルの管理が行いやすくなりました。

moc3ファイルについて

moc3ファイルはCubism3以降で作ることができる組み込み用バイナリデータです。

moc3ファイルでの留意点

現在3.2と3.3で互換性が失われおり、SDKのバージョンの組み合わせによってはモデルが表示されないなどの問題が発生します。

3.3.00時点では排出されたmoc3ファイルが3.2準拠なのか3.3準拠なのか確認することができません。
しかし3.3.01からCubism3viewer(OW)で確認できるようになりました。

今回はその紹介になります。

Viewerでの確認方法

Live2DViewer(OW)を起動後、確認したいmoc3ファイル、もしくはjson3ファイルをドラッグ&ドロップします。
f:id:traitam:20190302150031p:plain
f:id:traitam:20190302150143p:plain


その後、モデルが表示されるのでmoc3ファイルをクリック後、ドロップダウンリストから「統計情報」を選択します。
表示された統計情報で、moc3ファイルバージョンという項目で確認が行えます。
f:id:traitam:20190302150324p:plain
f:id:traitam:20190302150413p:plain

これでmoc3が3.2以前なのか3.3以降なのか確認できるようになりました。
f:id:traitam:20190302150336p:plain

これで何がうれしいか

SDKを活用した開発で、バージョン管理による問題解決が行いやすくなります。
moc3のバージョンと使用しているSDKのバージョンの組み合わせによってモデルが表示されない問題があるため、その解決策として重宝します。

さいごに

3.3から同じ3.xでの互換問題が発生して、特にSDK活用して組み込む際に確認方法が困っていました。
が、これで解消されたのでうれしい限りです。何かあった時の対策に使えます。

それではみなさまよき創作ライフを!